MESSAGE

村上隆からのメッセージ

シックスハートプリンセスは、魔女っ子もののアニメーションの歴史の上に、批評的な作品が出来ないかと思い、始めた企画です。
日本人の女王様願望は、明治維新時から続く西欧諸国への階級階層コンプレッスそのものなのですが、その最も象徴的な場所、ルイ14世とマリー・ アントワネットが一緒に暮らしていたお城ヴェルサイユ宮殿で、特異な形で発展進化した日本のアニメのプリンセスものをやってみたらどうか、ということで、短編のアニメーションを制作しました。

その短編を核にして、TVシリーズ形式の全15話を作ろうとしている企画が 「6HP」です。
企画発生当初は、北海道に住むイラストレーターmebaeを中心としたCGスタジオ 「スタジオポンコタン」を造り、かつ、いろいろなアニメーションの制作会社を頼って脚本開発等していましたが、上手く行かずに、2年前からは完全にインハウスで作り上げることを決意。
実写映画で知り合った方々に手伝っていただくという、迷走状態のまま、なんとかテレビアニメの第一話を完成、地上波放映をさせました。

現在、全15話の脚本制作を終え、画コンテも11話まで完成しました。
視聴者にとってはそんなこと当たり前だろう、と思うかもしれませんが、アニメ業界たたき上げのプロセスを経なかった私や「スタジオポンコタン」のスタッフにとっては、もう、それだけで宇宙を冒険したような気持ちになっている次第です。

画コンテをビデオに撮影して、それを24分の尺に変換し、通して見ることをビデオコンテと言いますが、そのビデオコンテも11話まで出来上がっていて、それを見ると、僕とスタッフ達は、この作品、意外と結構面白いんじゃないかと思っていたりもします。
しかしそれは、やはりプロの手練れの監督さんたちのようには行かず、もたもたしているところも多々あります。
なので、どこまで行ってもシロー ト臭い演出、シロート臭い制作体制なのですが、しかしながら、時代はどんどん移り変わっており、そういった拙さも含めての「表現者に近い心の声」としての映像を、お客様に届けられればよいかなと思っています。

なので、応援よろしくお願いいたします。

mebaeからのメッセージ

プロフィール

6HPのキャラクターデザイン、作画監督をしております、mebaeです。

2010年ヴェルサイユ宮殿での村上さんの個展において制作された、6HPのムービーに、キャラクターデザイナーとして関わってから、いろいろ紆余曲折があり… 2011年、僕の生まれの北海道、札幌にて、アニメーションスタジオ「ポンコタン」がスタートしました。

「ポンコタン」とはアイヌ語で「小さい(ポン)」「集落(コタン)」という意味。 自分の出発点のアイデンティティを意識して、より広い世界に作品を発信していくことを目標としています。

2016年末にTOKYO MXにて放送された、6HP第1話(未完)では、惨憺たる結果でしたが、僕らは「次」を作り続けています。

カイカイキキでアニメーションを作る意味とは何か。

それは、世界的知名度を持つアーティストが制作するTVアニメシリーズを世に残すこと。 そして、日本のアニメ業界とは全く異なった経緯と、全く異なった販路を持つコンテンツが起動されることです。

会社を船とするならば、航海には多くの困難が伴います。 でも、船長の村上さんが独特な羅針盤で指し示す行き先や、そこから見えるであろう風景は、未知ですが、僕には魅力的に映ります。

その風景をできれば、制作を通して一緒に頑張ってきたスタッフみんなと見たい。

ポンコタンでは 制作にエネルギーを燃やす やる気のあるスタッフを募集しています。